僕がドイツ旅行をなんとかこなせた理由(ワケ)
副題:旅行に向けてクソアプリつくったよ!
前置き
先日縁あってドイツ旅行に行って来ました。
会社からはなんとも微妙な時期に休暇をいただきまして、申し訳ないやら感謝やらいろいろもうアレです。
で。
行き先をドイツに決めた時点で、
「多少の会話くらいドイツ語でできるようにしてから行こう!」
という目標を立てました。
ツアーではなく、自らホテルのチェックインや鉄道や飛行機の移動などもしなくてはならないので、主にそういったシチュエーションや買い物や飲食のときにスムーズに会話をこなせたらいいな、という思惑でした。学生時代に第二外国語としてドイツ語を学んでいたこともあり、「なんとかなるんじゃね」というなんとも楽観的な気持ちでおりました。
とはいえドイツ語など日常的には見聞きしませんし、相当いろいろと忘れていたので、出発までにそれなりに学習をしなくてはなりませんでした。
単語学習アプリ Tango
そこで単語学習用のアプリケーションを作成しました。その名も「Tango」。
※サービスもソースも公開してないです。
アプリとかどーでもいいから記事タイトルの結論をはよせい、という方はこちらへ。
単語学習機能
単語一覧画面で学習する単語をざっと見渡せるよ!
(「済」マーク付きの単語は学習済みのもの。)
単語詳細画面では品詞や自制、複数形、発音も学べるよ!
コンテンツは三省堂さんの「クラウン ドイツ語単語 1600」を購入して使わせていただきました。
よい子は真似してもいいけど公開しちゃダメだゾ。
- 作者: 信岡資生,荻原耕平
- 出版社/メーカー: 三省堂
- 発売日: 2012/03/03
- メディア: 単行本
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ちなみに登録できる単語はべつにドイツ語に限りません。
単語テスト機能
このアプリのキモがこちら!
学習した単語から問題を自動生成してテストが行えるよ!
試験範囲も「学習単語全体」「チャプター毎」「苦手単語(正解率の悪い単語)」などから選べるよ!
回答後は対象の単語をおさらい!
どのあたりがクソか
単語登録に時間がかかるせいで学習効率が上がっているのか疑わしい。
発音用の音声にいたっては、付属のCDに10単語が1トラックくらいでおさまっているので、Audacityとかでポチポチ分割した。
ダメな点は挙げたらキリがないけど、アプリの機能追加に夢中になって、結局あまり学習できないまま出発の日を迎えた僕が一番クソ。(これが言いたいがための長ったらしい前置きでした。)
つまりドイツ語の学習はほとんどできてなかったわけですね。
結局のところ如何にして旅行をこなしたのか
で、本題の記事タイトルに戻るわけですが。
如何にして、って英語だよ英語!英語さまさまだよホントに!
ドイツの皆さんの英語力バンザイという点と、あとなんというかまぁ日本の中等教育と高等教育の成果もナメられたもんじゃないぜ〜みたいなとこですかね。(ドイツ語の方は「ちょっと第二外国語でかじってたんで〜」みたいな生半可な学習じゃあ到底現地では使い物にならないことを痛感しました。)
観光地(大都市)だったらホテルのレセプションもポーターもレストランのウェイターもみんな英語使ってくれるし、英語のメニューもくれました。観光客と分かったらみんなして英語で話しかけてきてくれます。一般人の方とも各所で会話する機会がありましたが、英語をある程度話せる人は少なくないみたいです。
特にオクトーバーフェスト会場で隣りに座った方(この方はドイツではなくてオーストリアの方でしたが)なんかは、その人自身、「英語は完全にマスターしてるぜ!」って感じではないにも関わらず、ドイツ語しかないメニューの一品一品について英語で説明してくださったり、自身の日本に関する知識を総動員して
- どこから来たんだ?そこはトーキョーから遠いのかい?
- 日本でもオクトーバーフェストって有名なの?
- 日本の車はすげーよな!世界でも最高クラスだよ
- 日本はこのあいだ大災害(3.11のこと)があったよな...放射線物質は処理が大変だし、難しい問題だよ...
などいろいろと日本に関する話題をテーマに英語で話しかけてくださったりと、とても親切にしてくれました。
にも関わらず僕は持ち前のコミュニケーション能力の低さと英語力の低さが相まって、ほとんどリアクションするだけに終始してしまいました。
このときは自らのダメっぷりを呪いましたねぇ、はい。
(あと、オーストリアについてほとんど物事を知らないことに気づきました。向こうはこんなに日本についていろいろ話してくれているのに...。)
思わず、
- あなたはすごい親切にしてくれて僕はすごいハッピーだ。
- 本当ならもっとあなたと会話したいし、ちゃんとお礼も言いたい。
- けど僕は英語があまり得意でないから、それができなくて申し訳ない。
などと言い訳めいたことを拙い英語で伝えてしまいました。すると
- (ハッピーだ、という僕に対して)それは良かった。私もベストを尽くしたよ。
- 君の英語はちゃんと私と会話できてるし、世間もまぁそんなもんだろうよ。
的なことを言ってくれました。もうマジ泣きそうになった。
もっとちゃんと英語使えるようになろう。うん、そうしよう。
というわけで、言われるまでも無いかもしれませんが、皆さんも海外に行かれる際には頑張って英語を身につけておきましょうそうしましょう。
とはいえ (ここ重要)
英語学習の決意を固くした一方で、やっぱり英語が通じないシチュエーションもあるわけです。
オクトーバーフェスト会場含め、レストランのメニューとか英語表記がなかったりする場合もありますし。
あるとき酒場でドイツ人の老夫婦グループと相席になったときは、まったく英語が通じなかったため会話がほとんど成立せず、悔しい思いをしました。
街をうろつくのであれば最低限の現地の言葉くらいは学んでいくべきなんでしょうね。(反省)
何をもって「最低限」と定めるのかはまた微妙なところではありますけども。
アメリカから来たというとあるカップルは、スマートフォンの英語⇔ドイツ語変換アプリを駆使して料理を注文したり、現地の人とコミュニケーションをとったりしていました。便利な世の中ですね。
上で貶した単語学習アプリも個人的に使う分にはまぁ満足しているので、せっかくなのでドイツ語検定N級取得とか目指して使い倒してみようかと思っている所存です。(Nと時期を明言しないことで逃げ道を残しつつ。)
なんというか何を言いたいのかまとまりのない記事になってしまいましたが、これからもがんばりますというところですね。(適当)