PhotoshopのGIF出力に500フレーム制限があるのでGifsicleで連結した話
近年はPhotoshopやらCLIP STUDIOやらのお絵かきソフトでも普通に動画出力機能が備わっていて良い時代ですね。
先日、Photoshopでコツコツ書いたアニメーションをGIF形式で出力しようとしたらある長さに到達するとどうしても途中で停止してしまう現象に見舞われまして。 どうやら
- PhotoshopのGIF出力では500フレーム以上は出力できないという制限がある
- GIFのフォーマット自体にそのような制限があるわけではない
ということっぽかったので、
- 長いアニメーションは500フレームずつに分割して出力する
- 分割出力したGIFを何らかのソフトウェアで連結する
という対応が取れないかと調べてみました。 Gifsicleというソフトウェアがそのような用途に適していそうだったので使ってみたところ、うまいこと連結できたよという話。
https://www.lcdf.org/gifsicle/
Gifsicleのインストール
Linuxの場合
Deian系
$ sudo apt-get install gifsicle
RHEL系
$ sudo yum install gifsicle
Mac OS Xの場合
$ brew install gifsicle
Windowsは以下のリンクからexeファイルが落とせるみたいですが、僕はBash on Ubuntu on Windowsでaptで入れてしまったので試してないです。
https://eternallybored.org/misc/gifsicle/
Gifsicleを使ったGIFファイルの連結
以下のコマンドで分割したGIFを統合できます。loopオプションなどは適宜変更してください。
$ gifsicle --merge 001.gif 002.gif 003.gif --loop > merged.gif
統合だけでなくて、他にもフレーム単位で編集したり切り出したりいろいろできるみたい。
おまけ: 500フレーム毎の分割出力Tips
Photoshopのタイムラインアニメーションなんかだと次のようなUIで出力範囲指定すると思うんですが、500フレームずつの境目が何分何秒何フレーム目になるかってパッとわからんですよね。
そんなとき次のようにフレーム数のみを入力すると勝手に分と秒を計算してくれるので楽でした。(常識だったりするのかな?)
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