古めのPhotoshopユーザはThinkPad X1 Yogaに期待しない方がいいとある理由
タイトルはX1 Yogaとしたけれども、それに限らず兄弟製品は全部当てはまる話かも。
誤解がないよう先に書いておくと、現時点で製品には概ね満足しており、今後大きな問題が出なければ長期にわたって使い倒していきたいと思っている。
ただしPhotoshop CSなんたら系の古いバージョンは使えなさそうなので、Photoshop CCを新規契約するか、代替ソフトが必要になりそうだなあという話。
さて詳細。
開発とお絵かきの両方用途にと思ってThinkPadのYoga系が欲しくなった。
Yoga 260とX1 Yogaとで迷ったけど、店頭で実機を触ってみたりして検討した結果X1 Yogaの方を選択しネットでカスタマイズ購入した。OSはWindows 10 Pro。
お絵かき用途にはLinuxだといろいろ厳しいと思われるので、これまでメインで使ってたLinuxは仮想環境に移して、WindowsをホストOSにしていく予定。
で、手持ちのPhotoshop CS5をインストールして使ってみたところ、付属のペンを使って線を引くのにものすごく難があった。 主な症状は以下のような感じ。
- 線を引く時のラグがすごい
- 線を引こうとしてもドラッグと認識されず点になる
- 高頻度で筆圧感知が効かなくなり、選択しているペンの最大の太さの線が引かれる
全然使いものにならない絶望感を言語化するのが難しいのだけれどイメージは下の図のような。
店頭の実機で触ったときはペイントソフトとしてsaiが入っていたけど、上記のような挙動は見られなかった。
試しにPhotoshop CCの体験版やCLIP STUDIOの体験版を入れてみたところ、これまた同様の挙動は見られず、問題なく使えた。
どうもCS系の古いPhotohsopのケースが怪しいのではないか。
ドライバを更新しても改善せず。タッチやペンのプロパティ変更を試してみても状況は悪化こそすれ、改善することはなかった。
ちなみに別のデスクトップマシンにはWindows 10にPhotoshop CS5を入れて、Cintiq 13HDで使っている。こちらは問題なく使えているので、そもそもWindows 10とPhotoshop CS5の組み合わせがダメなのでは、という疑いは晴れている...と思う。
製品の型番やPhotoshopのバージョンは異なるが、同様の現象に喘ぐユーザーがLenovoのフォーラムにもAdobeのフォーラムにもそれぞれ別人で見られた。
いずれも解決に至っていないようす。
自身でもLenovoに問い合わせてみたが、返答は「今後ドライバの更新で改善する可能性はあるがなんとも言えない」といった感じのものだった。
まぁ他社製品との絡みの話だし、最新のバージョンなら問題なく使えるわけなので、そこにあまり期待するのもアレかなぁという感がある。やむなし。
上にも書いたように最新のバージョンや他のソフトなら問題なく使えるので、フリーソフトかCLIP STUDIO PAINTの安いやつにでも乗り換えようかなあ。
Arelで自己相関サブクエリ
Rails 4.2.5 と MySQL 5.6.30 で確認。
「自己相関サブクエリ」という文言が適切かどうかわかっていないので、もし間違っていればご指摘願います。
やりたかったのは、同一テーブルの中で、ある要素によってグルーピングした集団のそれぞれから特定のレコードを取得するということ。
つまり以下みたいなの。
SELECT * FROM prices AS p1 WHERE NOT EXISTS ( SELECT 1 FROM prices AS p2 WHERE p1.product_id = p2.product_id AND p1.created_at < p2.created_at );
以下のようなproducts(商品)テーブルと、
id | name |
---|---|
1 | りんご |
2 | バナナ |
3 | みかん |
時系列で管理されるprices(値段)テーブルがあったとして、
id | product_id | value | created_at |
---|---|---|---|
1 | 1 | 80 | 2020-04-12 |
2 | 2 | 90 | 2020-04-18 |
3 | 3 | 30 | 2020-04-20 |
4 | 1 | 120 | 2020-04-20 |
5 | 2 | 100 | 2020-04-21 |
6 | 1 | 100 | 2020-04-25 |
この中から各商品の最新の値段を取得したい。すなわち結果として以下を得たい。
id | product_id | value | created_at |
---|---|---|---|
3 | 3 | 30 | 2020-04-20 |
5 | 2 | 100 | 2020-04-21 |
6 | 1 | 100 | 2020-04-25 |
生のSQLを渡すのは抵抗があるので、Arelでなんとかしたい。
TableAliasを使えばよさげ。
> arel_table = Price.arel_table > table_alias = arel_table.alias > latest_prices = Price.where(arel_table.project(1).from(table_alias) .where(arel_table[:product_id].eq(table_alias[:product_id])) .where(arel_table[:created_at].lt(table_alias[:created_at])) .exists.not) #=> [#<Price:0x00555b82b03398 id: 3, product_id: 3, value: 30, created_at: Mon, 20 Apr 2020 00:00:00 UTC +00:00>, # #<Price:0x00555b82b03230 id: 5, product_id: 2, value: 100, created_at: Tue, 21 Apr 2020 00:00:00 UTC +00:00>, # #<Price:0x00555b82b030c8 id: 6, product_id: 1, value: 100, created_at: Sat, 25 Apr 2020 00:00:00 UTC +00:00>]
できた。
to_sql
すると以下みたいな感じ。
SELECT `prices`.* FROM `prices` WHERE (NOT (EXISTS ( SELECT 1 FROM `prices` `prices_2` WHERE `prices`.`product_id` = `prices_2`.`product_id` AND `prices`.`created_at` < `prices_2`.`created_at`)))
自動で prices_2 になってた別名は alias
呼ぶときに引数を渡すことで任意の名前を指定できる。
table_alias = arel_table.alias(:hoge)
SELECT `prices`.* FROM `prices` WHERE (NOT (EXISTS ( SELECT 1 FROM `prices` `hoge` WHERE `prices`.`product_id` = `hoge`.`product_id` AND `prices`.`created_at` < `hoge`.`created_at`)))
参考
同一グループの中で最大のレコードを取得する SQL を書く - TIM Labs
ActiveRecord4でこんなSQLクエリどう書くの? Arel編 - TIM Labs